熊本で中古マンションを購入・リフォームする前に|できることと確認ポイント

中古マンションは、購入した部屋でも自由にリフォームできるとは限りません。熊本でマイホーム購入を考えている方へ、規約・工事承認と構造・配管の両面から、契約前に確かめたいポイントを紹介します。

熊本で、自分や家族が住むための中古マンションを探していると、「床を好みの色にしたい」「キッチンを使いやすくしたい」「隣の部屋とつなげてリビングを広くしたい」と、暮らしのイメージが膨らみます。

購入契約前に確かめたいのは、「マンションのルール上、認められるか」と「構造や配管の面で、実際に工事できるか」の両方です。

この記事では、居住用として中古マンションの一室を購入し、リフォームを検討している方に向けて、確認する資料や相談先、着工までの流れをまとめます。投資用マンションの収益性や賃貸運用を扱う記事ではありません。

最初に「この工事ができることが購入条件か」を整理する

物件探しの段階で、希望するリフォームを次の3つに分けておきましょう。

たとえば「壁紙の色を変えたい」と「キッチンを別の場所へ移したい」では、必要な確認が異なります。

特に、間取り変更や水回りの移動が購入の決め手になる場合は、「買ってから施工会社に聞く」という順番にせず、契約前に希望を仲介会社へ伝えておくことが大切です。

希望は写真や簡単なメモにして、現在の間取り図と一緒に共有すると、確認する範囲が伝わりやすくなります。

専有部分と共用部分は「部屋の内側かどうか」だけでは決まらない

室内の内装や設備は専有部分に当たることがありますが、室内に見えている壁や床でも、建物を支える構造部分まで自分だけで変更できるわけではありません。

実際の境界や扱いは、購入するマンションの管理規約や図面などで確認します。国土交通省の案内でも、まず、そのマンションの管理規約を確認するよう示されています。

参考:マンションの専有部分と共用部分の仕分けについて|国土交通省マンション管理・再生ポータルサイト

また、専有部分であっても、音・振動・漏水などを通じて他の住戸や共用部分に影響する工事には、申請や承認が必要になる場合があります。

「専有部分だから自由に工事できる」と考えず、工事内容ごとに確認しましょう。

壁紙・床・キッチン・浴室・間取りで確認すること

壁紙:張り替えの範囲と下地の状態を確認する

壁紙の張り替えは、室内の雰囲気を変える方法の一つです。

購入前には、施工会社に次の点を確認してもらいましょう。

見た目を新しくしても、染みなどの原因が解消するとは限りません。気になる箇所は売主にも状況や補修履歴を確認します。

床:色や素材を選ぶ前に、遮音の条件を確認する

マンションでは、下の階への音に配慮するため、床材や施工方法に条件が設けられていることがあります。

確認したいのは、次の点です。

「遮音タイプ」と書かれた商品であっても、それだけで条件を満たすとは判断できません。商品の資料と、その住戸での施工方法をセットにして、施工会社と管理側に確認することが大切です。

遮音性能の表示が規約と商品資料で異なる場合も、自己判断で同じものと扱わず、追加確認しましょう。

キッチン:同じ位置での交換と、移動を分けて考える

キッチンは、同じ場所での交換と、壁付けから対面式への変更などでは、確認する内容が変わります。

設備が室内に収まることと、必要な配管や換気を確保できることは別です。カタログの寸法だけで判断しないようにしましょう。

浴室:広さだけでなく、床下や搬入経路も確認する

浴室では、希望するユニットバスが納まるかに加え、床下の配管、防水、換気、点検のための空間なども確認します。

現在より大きな浴室にしたい場合は、周囲の壁や配管の位置が関係します。

さらに、部材を運び込めるかも大切です。エレベーター、共用廊下、玄関などの搬入経路を施工会社に確認してもらいましょう。

間取り変更:撤去できる壁かどうかを調べる

「隣の部屋とつなげたい」と考えても、その壁を取り除けるとは限りません。

施工会社には、図面と現地の両方から、次の点を確認してもらいます。

販売用の間取り図だけでは判断できないことがあります。資料が不足している場合は、「変更できる」と確定せず、追加調査が必要な事項として残します。

水回りの移動は、排水経路と建物の構造がポイント

キッチンや浴室、洗面所、トイレを移動する場合、特に確認したいのが排水の経路です。

排水管には水を流すための勾配が必要で、床下の空間や、建物全体につながる配管の位置によって計画が制約されます。床を高くする案が出る場合には、段差や天井の高さへの影響も確認します。

配管が通る空間や、建物を支えるコンクリート部分を、希望に合わせて自由に動かしたり削ったりできるわけではありません。

施工会社には、単に「移動できますか」と聞くだけでなく、次のように確かめましょう。

管理上の承認が得られても、技術上の実現可能性が保証されるわけではありません。反対に、施工できる計画でも、必要な管理上の承認が得られるとは限りません。

この2つの確認を、別々に進めることが重要です。

窓・玄関扉・バルコニーは、自分だけで変更しない

国土交通省の標準管理規約では、窓枠・窓ガラスを専有部分に含めず、玄関扉も錠や内部塗装部分と扉本体の扱いを分けています。バルコニーなどには、特定の住戸の所有者が使える「専用使用権」という考え方が示されています。

自分だけが使うことと、自分だけで変更を決められることは同じではありません。

窓の交換、玄関扉の変更、バルコニーへの固定物の設置などを希望する場合は、実際の規約と必要な手続きを確認してください。内窓の設置を検討する場合も、取り付ける場所や方法を含めて確認しましょう。

参考:マンション標準管理規約・単棟型 第7条・第14条・第22条|国土交通省

管理規約・使用細則・工事申請のルールを確認する

購入前には、仲介会社を通じて、売主や管理側から次の資料を確認できるか相談しましょう。

管理規約はマンションの基本的なルール、使用細則などは具体的な使い方や手続きを定めるものです。工事に関する決まりが別の資料になっている場合もあります。

申請については、工事内容ごとに次の点を確認します。

管理会社が窓口でも、管理会社の担当者だけで承認を決めるとは限りません。 問い合わせへの回答と正式な承認を区別し、そのマンションの規約に沿って確認しましょう。

国土交通省の標準管理規約は、管理規約を作成・変更する際のひな型です。購入するマンションに、そのまま適用される規約ではありません。

参考:マンション標準管理規約の案内|国土交通省

参考:室内の模様替え工事と届出について|国土交通省マンション管理・再生ポータルサイト

工事できる曜日・時間と、共用部分の使い方も確認する

希望する工事が可能でも、施工の進め方には条件があります。

これらは、見積もりや工期にも関わります。施工会社には、マンション側の条件を渡したうえで計画してもらいましょう。

申請から承認までの期間も、工事そのものの期間も一律ではありません。引き渡しの翌日から必ず着工できるとは考えず、入居希望日から余裕を持って調整することが大切です。

誰に、何を確認する?

仲介会社:購入判断に必要な情報と日程

希望するリフォームを伝え、規約や図面の入手、売主への質問、施工会社が現地確認できる日程などを相談します。

購入条件になる工事が未確認の場合には、その状況を伝え、確認時期や契約の進め方を相談しましょう。

売主:現在の状態と過去の工事

設備の不具合、漏水などの履歴、過去のリフォーム範囲、保管されている図面や工事書類を確認します。

購入前の調査で点検口を開けたり、一部を取り外したりする必要がある場合も、勝手に行わず、事前に許可と条件を確認します。

管理会社・管理組合:そのマンションのルール

専有部分と共用部分の扱い、床材の条件、工事申請、承認する人・組織、作業時間、搬入方法などを確認します。

工事予定に影響する共用部分の修繕計画がないかも聞いておくと、日程を考えやすくなります。

施工会社:技術上の可否と見積もりの前提

規約や図面、現地の状態をもとに、希望する工事が可能か確認してもらいます。

見積もりでは、含まれる工事・含まれない工事、未確認箇所、追加費用が生じる条件、工程の前提を明らかにしてもらいましょう。

リフォーム済み物件も、見た目だけで判断しない

リフォーム済みの中古マンションは、内装や設備がきれいに見えても、工事の範囲までは分からないことがあります。

購入前に確認したいのは、次の点です。

「リフォーム済み」という表示だけで、見えない配管まで新しくなっているとは判断できません。

書類が見つからない場合も、直ちに未申請と決めつけず、売主や管理側に追加確認します。確認できなかった範囲は、購入判断の際に区別しておきましょう。

購入前の確認から、引き渡し後の着工まで

1.希望と優先順位を整理する

「この変更ができなければ購入しない」という条件を、最初に明確にします。

2.契約前に資料と工事ルールを確認する

管理規約、使用細則、工事の案内、入手できる図面を集めます。所有者になる前に、どこまで事前相談や申請ができるかも確認します。

3.売主の了承を得て現地を確認し、見積もりを取る

施工会社に希望と資料を渡し、現地で確認してもらいます。購入前に調べられない箇所がある場合は、見積もりの前提と追加調査の必要性を残します。

物件価格だけでなく、購入にかかる諸費用とリフォーム費用を合わせて予算を考えましょう。工事費は、範囲・設備・現況・搬入条件などで変わります。

4.確認結果と未確定事項を踏まえて購入判断をする

事前相談ができても、正式な承認は購入後になる場合があります。

その場合は、未承認であることを理解したうえで判断します。必須のリフォームができるか分からないときは、「おそらく大丈夫」で進めず、確認を待つことや、別の物件を検討することも選択肢です。

契約条件で対応できるかは仲介会社に相談し、合意内容を確認してください。希望の工事ができない場合に、当然に契約を取りやめられるとは考えないようにしましょう。

5.規約に従って必要な申請・承認を済ませる

具体的な工事内容で申請し、必要な承認を確認します。申請者、申請時期、引き渡し前後の扱いはマンションごとに確認してください。

設備の発注時期や工事契約についても、承認前に進める場合の変更・キャンセル条件を施工会社と確認します。

6.引き渡し後、着工条件を確認して工事を始める

引き渡し、必要な承認、近隣への案内、搬入や共用部分の保護などが整ってから着工します。

解体後に追加の工事が必要になった場合は、そのまま進めず、費用・日程・再申請の要否を確認します。

購入とリフォームの日程を考える際には
中古住宅の購入とリフォームのスケジュールに関する関連記事
もあわせてご覧ください。マンションでは、建物独自の申請・承認や作業条件も確認することが大切です。

マンション全体の管理と、室内のリフォームを両方確認しよう

希望する室内リフォームができるかに加え、マンション全体の管理状態や、購入後に続く費用の確認も欠かせません。

管理費・修繕積立金や管理状態の確認については
前回の記事「熊本で中古マンションを買う前に|管理費・修繕積立金と管理状態の確認ポイント」でご紹介しています。

今回の購入前チェックでは、特に次の3点を押さえておきましょう。

熊本で中古マンションのマイホーム購入をお考えの方へ

「中古マンションを買って、自分たちの暮らしに合わせたい」
「気になる物件があるけれど、購入前に何を確認すればよいか分からない」

そんなときは、株式会社ie’sコーポレーションへ、マイホーム購入についてご相談ください。

ご相談の際は、気になる物件、希望するリフォーム、購入と工事を合わせた予算、入居希望時期をお伝えいただくと、検討したい内容を共有しやすくなります。

熊本のマイホーム購入相談はこちら

お問い合わせフォームはこちら

LINEでマイホーム購入について相談する

「熊本で中古マンションを買う前に|管理費・修繕積立金と管理状態の確認ポイント」

中古マンションは、室内や価格だけでなく建物全体の管理も確認したい住まいです。管理費・修繕積立金、修繕計画、リフォームや駐車場のルールを、購入前に確認する資料とともに紹介します。

熊本で中古マンションを探していると、そんな物件に出会うことがあります。

ただ、自分や家族が暮らすマイホームとして購入するなら、室内や物件価格とあわせて確認したいのが、マンション全体の管理状態です。

毎月の管理費や修繕積立金、これから予定されている修繕、リフォームや駐車場のルールは、購入後の家計と暮らしに関わります。

今回は、熊本でマイホームとして中古マンションの一室を購入する方に向けて、契約前に確認しておきたいポイントを整理します。

まずは「購入する部屋」と「マンション全体」を分けて確認

中古マンションでは、自分が購入する部屋と、マンション全体の両方を見る必要があります。

購入する部屋について確認すること

マンション全体について確認すること

「室内をリフォーム済み」という説明だけでは、建物全体の設備まで更新されているかは分かりません。どの場所を、いつ、どこまで直したのかを分けて確認しましょう。

また、管理組合はマンションの所有者で構成する団体で、管理会社は委託された管理業務を行う会社です。購入後は、自分も管理組合の一員として建物の管理に関わることになります。

参考:国土交通省「マンション管理」

管理費と修繕積立金は、何が違う?

どちらも毎月支払うことが多い費用ですが、主な使い道が異なります。

管理費は、日常の管理を続けるためのお金

管理費は、共用部分の清掃や共用設備の保守、管理業務などに使われるお金です。

実際にどのような業務や費用が含まれるかは、そのマンションの規約や予算で確認します。

金額を比べるときは、月額だけでなく、清掃の頻度や設備の管理内容なども見ておきましょう。

修繕積立金は、将来の修繕などに備えるお金

修繕積立金は、外壁や屋上防水、共用設備などの計画的な修繕に備えて積み立てるお金です。

自分の部屋のキッチン交換や内装工事の予算とは、基本的に別に考えます。

月額が安いことだけで、お得なマンションとは判断できません。今後必要になる工事に対して、どのように費用を準備しているかが大切です。

購入後の家計を考えるときは、住宅ローンの返済に加えて、管理費・修繕積立金・駐車場代などを並べて確認してください。室内設備の交換や修理に備えるお金も必要です。

参考:国土交通省「マンション標準管理規約」第27条・第28条

長期修繕計画と過去の修繕履歴をセットで見る

長期修繕計画は、建物や設備を「いつ、どのように直し、その費用をどう準備するか」を考えた計画です。

一方、修繕履歴は「実際にいつ、どの工事を行ったか」という記録です。

計画書があるかどうかだけでなく、次の点を確認しましょう。

たとえば、外壁の工事が済んでいても、給排水管やエレベーターまで更新済みとは限りません。

「大規模修繕済み」という言葉だけでなく、工事の範囲を確認することが大切です。

また、長期修繕計画は将来の工事費を確約するものではありません。建物の状態や工事費の変化などによって、見直しが必要になります。

参考:国土交通省「長期修繕計画作成ガイドライン」

修繕積立金の増額や、一時金の予定はある?

現在の修繕積立金が、そのままずっと続くとは限りません。

購入前には、次のように質問すると確認しやすくなります。

まとまったお金を別に集めるものが「一時金」です。

予定がある場合は、金額・支払時期・対象となる人を確認します。売買の時期と重なる場合は、売主と買主の負担についても契約前に整理する必要があります。

確認には、長期修繕計画に加え、総会の議事録や最新の予算・決算資料が役立ちます。

なお、修繕積立金の残高だけで管理の良し悪しを決めることもできません。工事直後で残高が減っている場合と、これから大きな工事を控えている場合では、見方が異なります。

その部屋の滞納と、管理組合全体の滞納も別の情報です。どちらの数字なのか、いつ時点の数字なのかを確認してください。

参考:国土交通省「マンションの修繕積立金に関するガイドライン」

希望するリフォームや暮らし方ができるか確認

購入した部屋であっても、リフォームを自由に進められるとは限りません。

マンションの基本的なルールを定めた「管理規約」と、具体的な利用方法を定めた「使用細則」などを確認しましょう。

リフォームでは、特に次の点が大切です。

窓や玄関扉、バルコニーなどは、自分だけで変更できない部分が含まれます。具体的な扱いは、そのマンションの規約などで確認が必要です。

ペットや楽器、共用廊下への物の置き方など、日常生活のルールも見ておきましょう。

「ペット可」と書かれていても、種類・大きさ・頭数などの条件がある場合があります。

なお、国土交通省の「標準管理規約」はひな型です。購入するマンションに、その内容がそのまま適用されているとは限りません。

リフォームを前提に購入する場合は、契約前に規約を施工会社にも確認してもらうと、希望と実際にできる工事の食い違いを減らせます。

リフォームの段取りを考える際は
前回のリフォーム関連記事もあわせてご覧ください。

駐車場は「ある」だけでなく「自分が使えるか」まで確認

熊本で車を使う暮らしを考えている方は、駐車場の条件も早めに確認しましょう。

敷地内に駐車場があっても、購入と同時に利用できるとは限りません。売主が使っている区画を、そのまま引き継げるとも限らないためです。

確認しておきたいのは、次の内容です。

機械式駐車場では、車種によって利用できないことがあります。条件表と車検証などを照らし合わせ、実際の出し入れもしやすいか確認してください。

2台必要なら、2台目を借りられるかも別に確認します。

近隣の駐車場を使う場合は、空き・費用・自宅までの距離も含めて検討しましょう。

共用部分では、気になる点への対応状況も見る

内覧では、部屋へ向かう途中の共用部分にも目を向けてみてください。

清掃の様子、共用廊下や階段の通りやすさ、照明や設備の不具合、掲示板のお知らせなどが確認の手がかりになります。

ただし、一度見た印象だけで「管理が良い」「管理が悪い」と決めつけるのは避けましょう。

気になる箇所があれば、「管理側で把握しているか」「対応が決まっているか」を確認します。掲示や記録と、現地の状況を照らし合わせることが大切です。

地震や漏水などによる被害・補修の記録がある場合も、部屋だけの話なのか、建物全体の話なのかを分けて確認してください。

資料があることや、補修済みという説明だけで、現在の安全性まで断定することはできません。建物の状態に不明点が残る場合は、建築士などによる追加の確認も検討しましょう。

室内や周辺環境の見方は
熊本で中古住宅を内覧するときに見るべき10のチェックポイント
でも紹介しています。

購入前に、誰に何の資料をお願いすればよい?

まずは、購入を相談している仲介会社に「契約前に、マンションの管理に関する資料を確認したい」と伝えましょう。

仲介会社を通じて売主に協力を依頼し、必要に応じて管理会社や管理組合へ確認してもらいます。

資料の名称や保管先、閲覧・交付の条件はマンションによって異なります。

毎月の費用や滞納の状況を知りたいとき

「管理に係る重要事項調査報告書」や費用の明細を確認します。

購入する部屋の管理費・修繕積立金、滞納、金額の変更予定などについて、いつ時点の情報かも確認しましょう。

マンション全体のお金の状況を知りたいとき

最新の決算書・予算書などを確認します。

修繕積立金の残高、管理組合全体の滞納、借入れの状況などを見ます。数字だけで判断せず、予定されている工事とあわせて説明を受けましょう。

今後の工事と過去の修繕を知りたいとき

長期修繕計画、修繕履歴、工事や点検の報告書を確認します。

予定されている工事と、すでに実施した工事を分けて把握してください。

増額や一時金の話し合いを確認したいとき

総会の議事録や、必要に応じて理事会の記録を確認します。

すでに決まっている内容なのか、検討段階なのかを区別しましょう。

リフォームや生活、駐車場の条件を知りたいとき

管理規約、使用細則、工事申請の案内、駐車場の契約書式などを確認します。

駐車場の空き状況は変わるため、資料だけでなく最新の状況も確認してください。

部屋の設備や過去の不具合を知りたいとき

売主の告知書、設備表、リフォームや修理の記録などを確認します。

「分からない」「記録がない」という項目がある場合は、そのまま問題なしと受け取らず、追加で何を確認できるか相談しましょう。

なお、「管理に係る重要事項調査報告書」は、管理に関する情報をまとめた資料です。売買契約前に宅地建物取引士から説明を受ける「重要事項説明書」とは別の資料です。

資料がない、説明がはっきりしない、回答がまだ届いていない場合は、「問題なし」ではなく「未確認」として整理することが大切です。

何を、誰に、いつまでに追加確認するかを決めてから、購入の判断を進めましょう。

熊本で中古マンションを選ぶなら、購入後の暮らしまで考えて

中古マンションを選ぶときは、部屋のきれいさや購入価格に加えて、次の3つを確認しましょう。

戸建てと迷っている場合も、マンションの管理費だけを比べるのではなく、戸建てで自分で備える修繕費も含め、購入後の負担と管理の方法を考えてみてください。

株式会社ie’sコーポレーションでは、熊本での中古住宅・マンション探しや、購入予算・住宅ローンのご相談を承っています。

「戸建てとマンションのどちらが家族に合うか」
「管理費などを含めると、予算をどう考えればよいか」

そんな段階から、お気軽にご相談ください。

お問い合わせの際は、気になる物件や希望する地域、駐車場の必要台数などを添えていただくと、相談内容を伝えやすくなります。

マイホーム購入相談のご案内

お問い合わせフォームはこちら

LINEでマイホーム購入について相談する

※この記事は、マイホーム購入前の一般的な確認事項を紹介しています。費用・規約・修繕予定などはマンションや住戸によって異なります。個別の資料と説明を確認し、不明点は追加確認してください。

熊本で中古住宅を買うときの諸費用はいくら?内訳と準備する現金を解説

熊本で中古住宅を購入するときに必要な諸費用を分かりやすく解説します。仲介手数料、登記費用、税金、住宅ローン費用、火災保険、リフォーム費など、物件価格以外に準備しておきたいお金を確認しましょう。

しかし、実際に購入するときは、物件代金だけを準備すればよいわけではありません。仲介手数料や登記費用、税金、住宅ローンの手続きにかかる費用、火災保険料など、さまざまな諸費用が必要になります。

さらに、中古住宅では建物の状態によって、リフォーム費用や設備交換費用、引っ越し後の修繕費も見込んでおく必要があります。

この記事では、熊本で中古住宅を購入するときに必要となる主な諸費用と、資金計画を立てる際の注意点を分かりやすく解説します。

中古住宅は「物件価格+諸費用」で考える

中古住宅の資金計画では、物件価格だけでなく、購入に必要な費用をすべて含めた総額を確認することが大切です。

たとえば、同じ価格の物件でも、次の条件によって必要な金額は変わります。

– 不動産会社の仲介による購入か、売主から直接購入するか

– 現金で購入するか、住宅ローンを利用するか

– 土地と建物の固定資産税評価額

– 建物の築年数や耐震性能

– 火災保険の補償内容と契約期間

– リフォームや修繕が必要か

– 引っ越しや家具・家電の購入が必要か

「物件価格が予算内だから買える」とすぐに判断せず、購入後の生活に必要なお金も残せるかを確認しましょう。

中古住宅購入で必要になる主な諸費用

1.仲介手数料

不動産会社の仲介で中古住宅を購入し、売買契約が成立した場合は、仲介手数料が必要になります。

仲介手数料には法令で上限が定められています。物件価格が400万円を超える一般的な売買では、上限額を計算する際に次の速算式がよく使われます。

物件価格(税抜)×3%+6万円+消費税

ただし、これは上限額を求めるための計算方法です。実際の金額や支払時期は、不動産会社との媒介契約や売買契約の内容によって確認する必要があります。

また、物件価格が800万円以下の場合などは、条件により取り扱いが異なることがあります。購入前に見積書で金額を確認しましょう。

2.印紙税

不動産売買契約書などの課税文書を紙で作成する場合は、契約書に記載された金額に応じて印紙税がかかります。

印紙税額は契約金額や契約書の作成方法によって異なります。電子契約の場合は紙の契約書と取り扱いが異なるため、契約前に担当者へ確認してください。

3.登記費用

中古住宅を購入すると、土地や建物の所有者を買主へ変更するための所有権移転登記を行います。

住宅ローンを利用する場合は、金融機関が不動産に担保を設定する抵当権設定登記も必要になるのが一般的です。

登記に関係する主な費用は次のとおりです。

– 登録免許税

– 司法書士への報酬

– 登記事項証明書などの取得費用

– 住宅ローン利用時の抵当権設定登記費用

登録免許税は、売買価格ではなく固定資産税評価額などを基に計算されるものがあります。また、住宅の床面積、築年、耐震基準、取得後の居住などの条件を満たすと、軽減措置を受けられる場合があります。

4.不動産取得税

不動産取得税は、土地や建物を取得したときに一度かかる都道府県税です。

購入時の決済日に支払うとは限らず、取得後しばらくしてから納税通知書が届くことがあります。そのため、引渡しが終わった後も納税に備えて資金を残しておく必要があります。

中古住宅やその土地については、建物の床面積、築年、耐震基準、本人の居住など一定の条件を満たす場合、軽減を受けられることがあります。軽減に申告が必要な場合もあるため、熊本県の担当窓口や専門家へ確認しましょう。

5.固定資産税・都市計画税などの精算金

固定資産税と都市計画税は、原則としてその年の1月1日時点の所有者に課税されます。

不動産売買では、引渡し日を基準に売主と買主の負担分を日割りで精算することがあります。これは税務上の納税義務者を変更する手続きではなく、売買契約に基づいて当事者間で調整するものです。

起算日や精算方法は地域や契約によって異なるため、売買契約書と精算書を確認してください。

6.住宅ローンに関する費用

住宅ローンを利用する場合は、物件代金とは別に金融機関の手続きに関する費用がかかります。

代表的なものは次のとおりです。

– 融資事務手数料

– 保証料

– 金銭消費貸借契約に関する印紙税

– 抵当権設定登記の登録免許税

– 司法書士報酬

– 団体信用生命保険に関する費用

– 振込手数料

金融機関によって、保証料を最初に支払う方式、金利に上乗せする方式、保証料は不要でも事務手数料が高い方式などがあります。

表示金利だけで比較せず、借入時に支払う費用と返済期間中の総支払額を合わせて確認することが大切です。

7.火災保険・地震保険料

住宅ローンを利用するときは、金融機関から火災保険への加入を求められることがあります。現金で購入する場合でも、火災や風災、水災などへの備えとして検討が必要です。

保険料は、建物の構造、所在地、補償範囲、保険金額、契約期間、免責金額などで変わります。

熊本では地震への備えも重要です。火災保険だけでは地震・噴火・津波を原因とする火災や損壊などが補償されないため、地震保険を付けるかも確認しましょう。

ハザードマップや建物の状態を確認し、必要な補償を選ぶことが大切です。

8.建物状況調査や各種検査の費用

中古住宅は一軒ごとに状態が異なります。購入前に建物の状態を詳しく確認したい場合は、建物状況調査(インスペクション)などを利用する方法があります。

調査費用の負担者、調査できる範囲、追加調査の必要性は物件によって異なります。調査を希望する場合は、売買契約の前に不動産会社へ相談しましょう。

内覧時に確認したいポイントは、こちらの記事で詳しく紹介しています。

熊本で中古住宅を内覧するときに見るべき10のチェックポイント

9.リフォーム・修繕費用

中古住宅では、購入後すぐにリフォームや設備交換が必要になる場合があります。

代表的な工事には次のようなものがあります。

– 屋根や外壁の補修

– 雨漏りやシロアリ被害への対応

– 給湯器、エアコン、換気設備の交換

– キッチン、浴室、洗面台、トイレの改修

– 給排水管や電気設備の更新

– 壁紙、床、畳などの内装工事

– 耐震改修や断熱改修

– 駐車場や外構の工事

物件価格を抑えられても、大規模な修繕が必要であれば総額が高くなることがあります。購入前に可能な範囲で建物の状態を確認し、工事の優先順位を決めて見積もりを取りましょう。

住宅ローンとリフォーム費用をまとめて借りたい場合は、購入申込みより前の段階から金融機関へ相談することをおすすめします。

10.引っ越し・家具・生活開始の費用

資金計画で見落とされやすいのが、購入後の生活を始めるための費用です。

– 引っ越し代

– 家具・家電・照明・カーテン

– エアコンやアンテナの設置

– 鍵の交換

– インターネット回線の工事

– 不用品の処分

– 駐車場や庭の整備

– 住所変更などに伴う各種手続き

すべてを入居時に新品へ交換する必要はありません。「入居前に必要」「入居後すぐ必要」「将来でもよい」に分けると予算を整理しやすくなります。

諸費用はいつ支払う?

諸費用は、すべてを同じ日に支払うわけではありません。

購入申込みから売買契約まで

– 必要に応じて建物状況調査などの費用

– 売買契約時の手付金

– 売買契約書の印紙税

– 仲介手数料の一部(契約による)

住宅ローンの手続きから引渡しまで

– 融資事務手数料や保証料

– 金銭消費貸借契約に関する費用

– 登記費用

– 仲介手数料の残額

– 固定資産税などの精算金

– 火災保険・地震保険料

– 売買代金の残額

引渡し後

– 不動産取得税

– リフォームや修繕費

– 引っ越し費用

– 家具・家電の購入費

– 毎年の固定資産税・都市計画税

支払時期は取引や契約によって異なります。特に売買契約時と残金決済時にはまとまった現金が必要になる可能性があるため、早めに資金予定表を作りましょう。

中古住宅購入の全体的な手続きはこちらで確認できます。

熊本で中古住宅を購入する流れ|申込みから契約・引渡しまで7ステップ

住宅ローンに諸費用を含められる?

金融機関やローン商品によっては、仲介手数料、登記費用、保険料、リフォーム費用などの一部を借入れに含められる場合があります。

ただし、借りられる金額と無理なく返せる金額は同じではありません。諸費用まで借りると借入総額が増え、毎月の返済額や総支払額にも影響します。

また、金融機関によって対象となる費用や提出書類が異なります。見積書が必要になることもあるため、物件探しと並行して早めに確認しましょう。

諸費用で失敗しないための5つのポイント

1.総額が分かる見積書を作る

物件価格だけで判断せず、仲介手数料、登記、税金、ローン、保険、リフォーム、引っ越しまで含めた一覧を作りましょう。

2.決済後に必要な現金を残す

引渡し後に不動産取得税の通知が届いたり、設備の故障が見つかったりする可能性があります。預貯金をすべて頭金や決済費用に使い切らないことが大切です。

3.リフォーム費は契約前から確認する

購入後に工事費が予算を超えないよう、可能であれば契約前に現地調査や概算見積もりについて相談しましょう。売主の承諾が必要になるため、不動産会社を通して調整します。

4.税の軽減は要件と申告方法を確認する

軽減措置には、床面積、築年、耐震性能、本人の居住、取得や登記の時期などの要件があります。自動的にすべて適用されるとは限らないため、県税事務所、税務署、司法書士、税理士などへ確認しましょう。

5.金額だけでなく支払時期も確認する

総額を準備できても、必要な日に現金を用意できなければ手続きが進みません。「いつ・誰に・いくら支払うか」を一覧にしておくと安心です。

中古住宅購入の諸費用チェックリスト

– [ ] 仲介手数料と支払時期を確認した

– [ ] 売買契約書の印紙税を確認した

– [ ] 所有権移転登記の費用を確認した

– [ ] 住宅ローン利用時の抵当権設定費用を確認した

– [ ] 融資事務手数料や保証料を確認した

– [ ] 不動産取得税の概算と軽減要件を確認した

– [ ] 固定資産税などの精算方法を確認した

– [ ] 火災保険・地震保険の見積もりを取った

– [ ] 建物状況調査の必要性を検討した

– [ ] リフォーム・修繕の概算を確認した

– [ ] 引っ越し、家具、家電の予算を決めた

– [ ] 引渡し後に使える予備資金を残した

– [ ] 支払日ごとの資金予定表を作った

まとめ|購入前に「全部でいくら必要か」を確認しましょう

中古住宅の購入では、物件価格以外にも仲介手数料、登記費用、税金、住宅ローン費用、保険料、リフォーム費用などが必要になります。

必要な諸費用は、物件価格だけで一律に決まるものではありません。物件の評価額や築年数、住宅ローンの内容、建物の状態、購入後の工事によって変わります。

大切なのは、物件を決める前に総額の見通しを立て、購入後の暮らしに必要なお金まで残しておくことです。

株式会社ie’sコーポレーションでは、熊本での中古住宅探しだけでなく、資金計画、住宅ローン、物件の確認、価格・条件のご相談、契約、引渡しまでサポートしています。

「希望の物件を買うには、全部でいくら必要?」

「リフォーム費用も含めて住宅ローンを相談したい」

という方は、お気軽にご相談ください。

熊本の中古住宅購入について無料相談する

よくある質問

中古住宅の諸費用は、物件価格だけで計算できますか?

物件価格から概算できる費用もありますが、固定資産税評価額、借入額、金融機関、保険、建物の状態などで変わります。購入候補が決まったら、物件ごとの見積書を作ってもらいましょう。

諸費用はすべて現金で準備する必要がありますか?

金融機関やローン商品によっては一部を借入れに含められる場合があります。ただし、対象費用や条件は異なり、手付金など早い段階で現金が必要になるものもあります。事前審査の前に確認すると安心です。

不動産取得税はいつ支払いますか?

一般に、不動産を取得した後に都道府県から納税通知書が届きます。通知の時期は状況によって異なります。軽減を受けられる場合もあるため、熊本県の担当窓口へ確認してください。

中古住宅のリフォーム費用は購入前に分かりますか?

詳細な金額は現地調査後になりますが、売主の承諾を得て専門業者が確認できれば、契約前に概算を把握できる場合があります。希望する工事と必要な修繕を分けて考えましょう。

熊本で中古住宅を購入する流れ|申込みから契約・引渡しまでをわかりやすく解説

気になる中古住宅が見つかった後は、どのように契約や引渡しが進むのでしょうか。購入申込みから鍵を受け取るまでの流れと、各段階で確認したいポイントをわかりやすく解説します。

気に入った中古住宅が見つかり、価格や購入条件について相談した後は、どのような手続きが必要なのでしょうか。

中古住宅の購入では、購入申込み、重要事項説明、売買契約、住宅ローンの手続き、残金決済、引渡しと、いくつもの段階があります。

初めて住宅を購入する方にとっては、

「いつまでに何を準備すればいい?」

「契約したら、すぐに引っ越せる?」 

「住宅ローンの手続きはいつ行う?」

など、分からないことも多いと思います。

※実際の順番や必要書類、期間は、物件や契約条件、金融機関などによって異なります。個別のスケジュールは担当する不動産会社や金融機関へご確認ください。

中古住宅購入の大まかな流れ

中古住宅の購入は、一般的に次のような流れで進みます。

1. 資金計画と住宅ローンの事前審査

2. 購入申込みと価格・条件の交渉

3. 物件・契約内容の最終確認

4. 重要事項説明と売買契約

5. 住宅ローンの本審査・契約

6. 引渡し前の現地確認

7. 残金決済・登記・鍵の引渡し

気になる物件が見つかると、早く契約したい気持ちになるかもしれません。しかし、後悔を防ぐためには、各段階で確認すべきことを一つずつ整理することが大切です。

1.資金計画と住宅ローンの事前審査

物件を本格的に検討する前に、まず資金計画を確認します。

中古住宅の購入に必要なのは、物件価格だけではありません。

– 仲介手数料

– 登記費用

– 住宅ローン関係費用

– 火災保険・地震保険料

– 税金や精算金

– リフォーム・修繕費

– 引っ越し費用

– 家具・家電の購入費

なども考慮する必要があります。

自己資金と借入希望額を整理し、毎月無理なく返済できる金額から購入予算を考えましょう。

住宅ローンを利用する場合は、早めに事前審査を受けておくと、借入れの目安を確認できます。購入申込みの際に資金計画を示しやすくなり、その後の手続きも進めやすくなります。

ただし、事前審査の承認は、本審査の承認や融資の実行を保証するものではありません。審査中に新たな借入れをしたり、勤務状況などの申込内容が変わったりした場合は、結果に影響する可能性があります。

2.購入申込みと価格・条件の交渉

購入したい物件が決まったら、購入申込書(買付証明書など)を提出し、購入の意思を伝えます。

購入申込書には、一般的に次のような希望条件を記載します。

– 購入希望価格

– 手付金の予定額

– 住宅ローン利用の有無

– 契約希望日

– 引渡し希望日

– そのほかの希望条件

購入申込みは売買契約そのものではありませんが、売主が条件を検討する大切な材料になります。価格交渉をする場合は、単に「安くしてほしい」と伝えるのではなく、「この条件であれば購入したい」という意思を明確にすることが重要です。

価格交渉の考え方については、前回の記事もあわせてご覧ください。

関連記事:熊本で中古住宅を買うとき、値引き交渉はできる?失敗しない価格交渉のポイント

売主と買主の条件がまとまったら、売買契約へ向けて具体的な準備に進みます。

3.物件・契約内容の最終確認

契約前には、建物だけでなく、土地や権利関係、法令上の制限、設備、災害リスクなどを確認します。

特に確認しておきたいのは、次のような項目です。

– 登記上の所有者や抵当権などの権利関係

– 土地・建物の面積や境界

– 接道状況と再建築の可否

– 増築や改築の履歴

– 雨漏り、シロアリ、給排水管などの状態

– 設備の有無や故障・不具合

– 過去の修繕・リフォーム履歴

– 洪水、内水、土砂災害などの災害リスク

– 希望するリフォームができるか

中古住宅は一軒ごとに状態が異なります。築年数だけで判断せず、内覧結果や物件資料、売主からの告知内容を照らし合わせましょう。

建物の状態に不安がある場合は、建物状況調査(インスペクション)の実施状況を確認し、必要に応じて契約前に調査できるか相談する方法もあります。

内覧時の確認ポイントはこちらで詳しく解説しています。

関連記事:熊本で中古住宅を内覧するときに見るべき10のチェックポイント

4.重要事項説明を受けて売買契約を結ぶ

売買契約を結ぶ前に、宅地建物取引士から重要事項説明を受けます。

重要事項説明では、物件の権利関係、法令上の制限、道路やライフライン、災害リスク、代金以外に必要な費用、契約解除に関する事項など、購入判断に関わる重要な内容が説明されます。

説明当日に初めて書類を見ると、専門用語が多く、内容を十分に理解できないまま進んでしまうことがあります。可能であれば事前に書類の案を受け取り、疑問点を書き出しておくと安心です。

重要事項説明の内容に納得したら、売買契約書の条件を確認して契約を締結します。契約時には手付金を支払うことが一般的です。

売買契約書では、特に次の内容を確認しましょう。

– 売買代金と支払時期

– 手付金の金額と扱い

– 引渡し日

– 住宅ローン特約の期限と条件

– 契約解除や違約金に関する条件

– 固定資産税などの精算方法

– 契約不適合責任の範囲と期間

– 設備の引渡し条件

– 境界明示や残置物の扱い

分からない点を残したまま署名せず、納得できるまで確認することが大切です。

5.住宅ローンの本審査・契約

住宅ローンを利用する場合は、売買契約後に本審査へ進むのが一般的です。

本審査では、申込者の収入や勤務状況、ほかの借入れ、健康状態のほか、購入する物件の担保評価なども確認されます。金融機関から追加書類を求められることもあるため、案内を受けたら早めに準備しましょう。

本審査が承認されたら、金融機関と金銭消費貸借契約を結びます。金利タイプ、返済期間、毎月の返済額、ボーナス返済の有無、繰上返済の条件などを改めて確認してください。

リフォーム費用も借入れに含めたい場合は、早い段階で金融機関へ相談する必要があります。見積書や工事内容の提出が必要になる場合があり、物件代金とは別の融資になることもあります。

また、万一ローン審査が承認されなかった場合の扱いは、売買契約書の住宅ローン特約によって決まります。申込先、借入予定額、承認期限、解除期限などを確認しておきましょう。

6.引渡し前に現地を最終確認する

残金決済の前には、可能であれば物件の最終確認を行います。

契約時に確認した状態から変化がないか、売主が修繕や撤去を約束したものが完了しているか、引き渡される設備がそろっているかを確認します。

確認したい主なポイントは次のとおりです。

– 契約後に新たな傷や不具合が生じていないか

– 撤去予定の家具・荷物が残っていないか

– 引き継ぐ設備と撤去する設備が合っているか

– 約束した修繕が完了しているか

– 電気・水道・ガス設備の状況

– 鍵の本数や種類

– 境界標や敷地の状態

気になる点が見つかった場合は、その場で担当者へ伝え、引渡しまでの対応を確認します。口頭だけで済ませず、必要に応じて内容を記録しておくと安心です。

7.残金決済・登記・鍵の引渡し

最後に、売買代金の残額や諸費用を支払い、所有権移転登記などの手続きを行います。住宅ローンを利用する場合は、決済日に融資が実行され、売主へ残代金が支払われるのが一般的です。

決済時には、司法書士が登記に必要な書類や本人確認を行います。売買代金の着金などが確認された後、鍵や関係書類を受け取り、物件の引渡しが完了します。

引渡し時に受け取るものは物件によって異なりますが、例として次のようなものがあります。

– 玄関、勝手口、物置などの鍵

– 設備の取扱説明書・保証書

– 建築確認関係の書類

– 設計図書や修繕記録

– 境界確認に関する書類

– 管理やメンテナンスに必要な資料

引渡し後に慌てないよう、電気・水道・ガスの開始手続き、火災保険の始期、引っ越し、リフォーム工事の開始日なども事前に調整しておきましょう。

スケジュールは余裕をもって確認する

売買契約、住宅ローンの本審査、金銭消費貸借契約、残金決済には、それぞれ準備する書類があります。

勤務先から取得する書類や市区町村で発行される証明書など、準備に時間がかかる場合もあります。契約時に全体の予定を確認し、「誰が・いつまでに・何をするか」を一覧にしておくと安心です。

契約後に条件を変えるのは簡単ではない

売買契約を締結すると、合意した条件に基づいて手続きが進みます。購入価格や引渡し日、設備の扱いなど、希望があることは契約前に相談しましょう。

リフォームの予定も早めに共有する

引渡し後すぐにリフォームを始めたい場合は、現地調査、見積もり、ローン、工事業者の手配を早めに進める必要があります。

ただし、引渡し前の物件は売主の所有物です。現地調査や採寸、工事業者の立入りには売主の承諾が必要になります。不動産会社を通じて日程を調整しましょう。

中古住宅購入のチェックリスト

– [ ] 諸費用とリフォーム費を含めた総予算を確認した

– [ ] 住宅ローンの事前審査を受けた

– [ ] 購入申込みの価格と条件に納得している

– [ ] 物件の状態、修繕履歴、設備を確認した

– [ ] 土地の境界、接道、権利関係を確認した

– [ ] ハザードマップと避難経路を確認した

– [ ] 重要事項説明書と売買契約書を確認した

– [ ] 手付金、解除条件、住宅ローン特約を確認した

– [ ] 住宅ローン本審査に必要な書類を準備した

– [ ] 引渡し前の最終確認を行った

– [ ] 決済日に必要な金額と持ち物を確認した

– [ ] 電気・水道・ガス、保険、引っ越しの準備をした

まとめ|流れを知ると中古住宅の購入は進めやすくなります

中古住宅の購入は、物件を選んで終わりではありません。

購入申込みから売買契約、住宅ローン、最終確認、残金決済・引渡しまで、期限を守りながら進める必要があります。

大切なのは、手続きの全体像を知り、それぞれの段階で分からないことを確認することです。価格だけでなく、物件の状態、契約条件、資金計画、引渡し後の暮らしまで含めて判断しましょう。

株式会社ie’sコーポレーションでは、熊本での中古住宅探しから、内覧、価格・条件のご相談、住宅ローン、契約、引渡しまで、お客様に寄り添ってサポートしています。

という方は、どうぞお気軽にご相談ください。

熊本の中古住宅購入について無料相談する

よくある質問

中古住宅の購入申込みをすると、必ず契約しなければなりませんか?

購入申込書は購入意思や希望条件を示す書面で、一般に売買契約書とは異なります。ただし、申込みの扱いや預り金の有無などは個別に確認が必要です。内容を理解してから提出しましょう。

売買契約から引渡しまで、どのくらいかかりますか?

現金購入か住宅ローン利用か、売主の引っ越し、測量やリフォーム準備の有無などによって異なります。契約前に希望日と必要な手続きを整理し、無理のない日程を設定することが大切です。

住宅ローンの事前審査は物件が決まる前でもできますか?

金融機関によって扱いは異なりますが、購入を具体的に検討し始めた段階で相談できます。借入可能額と無理なく返済できる額は同じとは限らないため、生活費や将来の支出も含めて資金計画を立てましょう。

引渡し前にリフォーム工事を始められますか?

原則として、引渡し前は売主の所有物であり、買主の判断だけで工事を始めることはできません。現地調査や採寸を含め、必要な立入りは不動産会社を通じて売主の承諾を得てください。

熊本で中古住宅を買うとき、値引き交渉はできる?失敗しない価格交渉のポイント

熊本で中古住宅を購入するときの値引き交渉について解説。価格交渉しやすい物件の特徴やタイミング、失敗しないための注意点、購入総額を考えるポイントをご紹介します。

熊本で中古住宅を探していると、

「この物件、もう少し安くならないかな?」

と思うこともあるのではないでしょうか。

中古住宅は新築住宅と違い、売主の事情や物件の状態、販売期間などによって、価格交渉ができる場合があります。

ただし、最初から大幅な値引きを求めたり、根拠のない金額を提示したりすると、売主との交渉がうまくいかなくなることもあります。

今回は、熊本で中古住宅を購入するときの値引き交渉の考え方と、失敗しないためのポイントを不動産会社の視点からわかりやすく解説します。

中古住宅は値引き交渉できる?

結論からいうと、中古住宅でも値引き交渉は可能です。

ただし、すべての物件で値引きできるわけではありません。

中古住宅の売却価格は、周辺の相場や建物の状態だけでなく、売主の希望や売却理由なども考慮して決められています。

そのため、

「中古住宅だから値引きできる」

と考えるのではなく、物件ごとに判断することが大切です。

値引きできる金額に決まりはない

「2,000万円の家なら、いくら値引きできますか?」

これは中古住宅を探している方からよく聞かれる質問です。

しかし、値引きできる金額に決まった基準はありません。

たとえば同じ2,000万円の中古住宅でも、

  • 売り出したばかりの物件
  • 半年以上売れていない物件
  • すでに価格を下げた物件
  • 複数の購入希望者がいる物件

では、売主の考え方がまったく違います。

販売価格だけを見て値引き額を決めないことが重要です。

値引き交渉がしやすい中古住宅とは?

一般的に価格交渉の余地が出やすいのは、次のようなケースです。

長期間売りに出されている

売り出してから時間が経っている物件では、売主が「そろそろ売却したい」と考えている場合があります。

販売期間が長くなっている理由を確認したうえで、価格について相談できる可能性があります。

リフォームや修繕が必要

内覧してみると、

「給湯器の交換が必要」
「壁紙を張り替えたい」
「水回りをリフォームしたい」

といった部分が見つかることがあります。

必要な修繕費などを確認して、価格について相談する方法もあります。

売主が早期売却を希望している

住み替えや相続など、売主側にもさまざまな事情があります。

早く売却したいという希望がある場合には、条件次第で価格交渉に応じてもらえる可能性があります。

値引き交渉は「購入申込み」のタイミングが重要

気に入った中古住宅が見つかったら、一般的には購入申込書(買付証明書など)を提出します。

価格交渉をする場合は、この段階で

「この金額なら購入したい」

という意思を伝えることになります。

ここで重要なのが、本当に購入する意思がある状態で交渉することです。

単に「安くなったら考える」という交渉より、

「この条件なら購入します」

という買主の方が、売主も交渉を検討しやすくなります。

大幅な値引き要求には注意

少しでも安く購入したいという気持ちは当然です。

しかし、相場から大きく離れた金額を提示すると、売主が交渉自体を断ってしまうことがあります。

特に人気エリアや状態の良い中古住宅では、ほかにも購入希望者がいる可能性があります。

値引きにこだわりすぎて、

ということにならないよう注意が必要です。

値引きだけが交渉ではありません

中古住宅の購入では、売買価格以外にも相談できることがあります。

たとえば、

  • 引渡し時期
  • 建物内に残っている設備
  • 家具やエアコンなどの取り扱い
  • 境界や測量に関する条件
  • 修繕についての相談

などです。

売買価格だけを見るのではなく、購入条件全体で考えることが大切です。

内覧時にチェックしておくことも重要

価格交渉を考えるうえでも、実際に建物を見ることは非常に重要です。

外壁や屋根、水回り、床、建具、設備などを確認しておくことで、購入後に必要となりそうな費用も考えやすくなります。

中古住宅の内覧で確認しておきたいポイントについては、こちらの記事でも詳しく紹介しています。

関連記事:熊本で中古住宅を内覧するときに見るべき10のチェックポイント

値引き交渉の前に「総額」を確認しよう

住宅購入では、物件価格だけで判断しないことも重要です。

中古住宅を購入すると、

  • 仲介手数料
  • 登記費用
  • 火災保険料
  • 住宅ローン関係費用
  • 税金
  • リフォーム・修繕費用

などが必要になる場合があります。

たとえば50万円値引きできても、購入後に200万円のリフォームが必要なら、資金計画は大きく変わります。

「いくら値引きできるか」より「最終的にいくら必要なのか」

を確認しておきましょう。

熊本で中古住宅をお探しならie’sコーポレーションへ

中古住宅の価格交渉では、

物件の状態・周辺相場・売主の事情・ほかの購入希望者の状況

などを総合的に考える必要があります。

株式会社ie’sコーポレーションでは、熊本で中古住宅を検討されている方に、物件探しから内覧、資金計画、購入条件の相談までサポートしています。

「この物件の価格は妥当?」
「値引き交渉しても大丈夫?」
「購入前に何を確認すればいい?」

といった疑問も、お気軽にご相談ください。

まとめ

中古住宅では、物件や売主の状況によって価格交渉ができる場合があります。

ただし、大幅な値引きを要求すれば得をするというものではありません。

大切なのは、

物件の状態と相場を確認し、売主にも配慮しながら適切な条件を提示することです。

そして値引き額だけでなく、諸費用やリフォーム費用を含めた購入総額で判断しましょう。

熊本で中古住宅を検討している方は、気になる物件が見つかった段階で、ぜひ一度ie’sコーポレーションへご相談ください。

熊本で中古住宅を購入する方へ|失敗しない家選びの7つのポイント

熊本で中古住宅を購入する際に確認したい、資金計画・住宅ローン・建物の状態・リフォーム費用・周辺環境・災害リスクを分かりやすく解説します。

【熊本で中古住宅を購入する方へ】

失敗しない家選びの7つのポイント

熊本でマイホームを探すとき、新築住宅だけでなく「中古住宅」も有力な選択肢です。

中古住宅には、実際の建物を確認してから購入できる、希望する地域で見つけやすい、新築より購入費用を抑えられる可能性がある、といったメリットがあります。

一方で、建物の状態やリフォーム費用など、購入前に確認しておきたい点もあります。

今回は、熊本で中古住宅を購入する際に失敗しないための7つのポイントをご紹介します。

“熊本で中古住宅を購入する方へ|失敗しない家選びの7つのポイント” の続きを読む

マイホーム購入に必要な住宅ローン!結構落ちる方が多くいます!!

住宅ローンに悩む方多くいます。

実際、問題ないと思われていても審査が通らない方もいます。

それが原因で「私に内緒の借金!?」等の考えになって夫婦喧嘩になったりします・・・苦笑

実はそこまで深刻な事情でなく、以前のうっかりミスが大半です。

中には大きな問題の方もいらっしゃいますが・・・

そんな方はマイホーム購入以前の問題です!!

結果を言いますと、今回も相談者の住宅ローン無事に通りました。

住宅購入資金+リフォームローンまで!!

私の相談にいらっしゃる前は、自分で金融機関に審査の申し込みをされたそうです。

しかし、持ち込んだ2金融機関ではテーブルに乗ることもなかったそうです。

私の後輩が物件の売主で、私に相談がありました。

絶対に嘘をつかないことを条件に面談をしました。

内容は少し問題がありましたが、難易度がマックス5だとすれば2程度・・・

無事に住宅購入資金+リフォームローンまで通すことが出来ました!!

悩まずに相談ください。

ただし・・・

嘘は無しでお願いします。。。

マイホームは一生に一度の買い物でしょうか!?

「マイホームは一生に一度の大きな買い物!!」

よく広告等で見ます!

 

果たしてそうでしょうか!?

 

大きな買い物には間違いがありません。

 

しかし、生活環境で買い換えてもいいのでは無いですか?

 

当社へ相談へ見えられるお客様の多くは30歳代。

お子様が小さい方やこれからお子様を産もうかな!と思われる方が多くいらっしゃいます。

やはり選べれるのは”人気の学校区”か今お子様が通っておられる学校区。

 

お子様中心で選ばれる方が多いです。

 

当然と言えば当然かもしれませんが。

 

しかし、子供は成長していきます。

 

高校からはなかなか校区は選べません!

 

ということは長くてもその学校区が必要なのは15年前後と思います。

 

また、子供は成長して独立していきます。

 

2階建ての4LDK!

 

ほとんど2Fは使われなくなっていきます。

 

まだ、若い時はいいと思います。

階段も平気で昇れますから・・・

 

しかし・・・

膝が悪くなったり体のあちこちの調子が悪くなると・・・

 

そのようなお客様から最近は相談が増えてきました!

早い方は50歳代中頃。

 

庭付きの戸建て住宅を売却して、マンションを購入したり平家を探される方が増えています。

 

マイホームは一生に一度の買い物!!

 

もう一度自分の生活に合わせて見直してみませんか!?

 

ぜひご相談を!!

LINEで無料相談